2009年8月9日日曜日

Fadoって?①


ファドについて知ったことをメモメモ。

「Fado」は運命、宿命の意味。

ポルトガルの首都リスボアの下町に生まれ、歌い継がれてきた庶民の心の歌。物悲しい雰囲気のものに、自分たちの町を賛美したり、町に溢れる噂話などを題材とした陽気なものもある。ファドの歌い手を「Fadista(ファディスタ)」と言うが、元々最下層の人々のジャンルであったため、その言葉は「ならず者、娼婦、やくざ」の意味を持っていたそう。しかし時代が進むにつれ

「Casa de Fado(カーザ・ド・ファド)」と呼ばれるレストラン、ライブハウスで歌われる酒場の音楽。

歌は必ずしも女性だけでなく、男性も歌う。楽器の編成としては、「ポルトガルギター」(Guitarraギターラ)に「クラシックギター(鉄弦)」(viola Classicaヴィオラ・クラシカ)で、これに低音部を担当する「低音ギター」(Baixa Violaバイシャ・ヴィオラ)が加わることもある。「ポルトガルギター」は可憐な音の響き、「クラシックギター」は音の柔らかな伸びをそれぞれ担当。その2つの組み合わせが音の伸びに幅をつくり、さらにリズムや間の取り方で歌を支える。

ファドに関して、歌い手たちの服装、「Casa de Fado(カーザ・ド・ファド)」の種類などについての記述も見つけたけれど、それはまた他の機会にまとめます。

あ、日本にあるポルトガル料理屋さんで時々ファドのライブをしているところをみつけました。


ファドの歴史をたどってみて思ったことは、アルゼンチンタンゴの発祥と類似点があること。どこまで共通していて、どこから異なっているかはこれから少しずつ調べてみたいことの1つです☆


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