2009年8月7日金曜日

バルセロスのガロちゃん


ポルトガルの土産品に「鶏」・・・。なぜ「鶏」か分かりました。それをメモしておきます。

ポルトガルの雄鶏「gallo=ガロ」は「真実の証、バルセロスの雄鶏」として知られている。バルセロスは地理上ではポルトの上部、ミーニュ地方にある。

バルセロスという町はその昔からポルトガルからサンチアゴ巡礼をする時の中継地となっていて、「ガロ」がそのような意味で認識されるようになったのもその巡礼と関連しているそうで、その話は16世紀に遡る。

ある日バルセロスに一人のガリシア人が通りかかり宿をとるが、その当時町で横行していた盗みの犯人として逮捕される。男は無実を訴えがとうとう絞首刑を言い渡されます。

男は最後の願いとして自分にその判決を言い渡した裁判官を訪ねたいと言います。宴を開いていて町の名士たちと集っていた裁判官に男は再度自分の無実を訴えますが誰も信じる者はいなかった。

テーブルの上に載せられている丸焼きの雄鶏のご馳走を目にした男は「明日の朝、刑に処せられる時、わたしの無実の証として、この丸焼きの雄鶏が鳴きだすだろう」と言った。これを聞いて人々は大笑いしていたが、そのご馳走に手をつけないで明朝まで置いておくことにします。

翌朝の処刑時間、テーブルに載っていた雄鶏が起き上がって「コケコッコー!」と鳴いた。裁判官は男の潔白を悟り、改めて無実の判決を下した。

そんな話が伝わっているそうで、それで幸福のお守りとして今でも愛されるものとしてあるのですね~♪


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